03. 長く住まう
03. 長く住み続けられる家を可能にする
KSトラスの特徴
KSトラスは、国産の無垢材を使用したトラス構造で、安全性、可変性、施工性に優れた建築技術です。この技術を使うことで、最大15メートルの大空間を実現し、荷重を効率的に外部に分散させることができるため、柱のない広々とした空間を提供します。体育館やホール、倉庫などの大規模な建物で多く採用されていますが、住宅にも応用可能で、自由な間取りを実現できます。
KSトラスは「スケルトン・インフィル」の考え方に基づき、将来的な間取りの変更が容易で、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。また、施工性にも優れており、柱が不要なため、天井下地の施工がスムーズで、施工手間やコストの軽減、工期の短縮が期待できます。
このように、KSトラスは大空間の実現、デザインの自由度、将来的な間取り変更の柔軟性、施工効率の向上を兼ね備えた技術です。トラス形状は切妻型、片流れ型、陸屋根型の3種類から選べるため、屋根デザインに最適な選択が可能です。
KSトラスは「スケルトン・インフィル」の考え方に基づき、将来的な間取りの変更が容易で、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。また、施工性にも優れており、柱が不要なため、天井下地の施工がスムーズで、施工手間やコストの軽減、工期の短縮が期待できます。
このように、KSトラスは大空間の実現、デザインの自由度、将来的な間取り変更の柔軟性、施工効率の向上を兼ね備えた技術です。トラス形状は切妻型、片流れ型、陸屋根型の3種類から選べるため、屋根デザインに最適な選択が可能です。
実験風景
KSトラスは、公的機関である熊本県林業研究指導所での破壊試験により、構造解析データの検証を行い、安全性が確認されています。
【スケルトン】
家族の安全を守るための主要な構造部分です。この部分は将来にわたって簡単に取り替えることができないため、新築時には特に重要視されます。スケルトンの大きさが決まると、金額が変わることはありません。しっかりとした構造を確保することで、安心して長く住める家づくりが実現します。
【インフィル】
住空間の間取りや内外装を指し、住まい手の好みに合わせて仕上げやインテリアを調整できる部分です。家族の生活スタイルの変化に応じた間取りの変更や、劣化した設備や内装のリフォーム、リノベーションを含みます。インフィルは金額が変動するため、全体予算の調整はこの部分を変更することで行うことができます。柔軟なインフィルの設計により、家族のライフスタイルに合った快適な住まいが実現します。
【ライフライン】
電気・上下水道・ガス・通信など、住まいに欠かせない基本的な設備を指します。これらの設備は、時間が経つと古くなり、取り替えや修繕が必要になります。また、間取りや設備機器によって、費用が変動することがあります。適切なライフラインの整備により、快適で安心な生活が実現できるため、定期的な点検や更新が重要です。
住宅予算の考え方
住宅予算を考える際、スケルトン部分の価格は削減できないため、まず本体工事の価格からこの部分のコストを引きます。次に、ライフライン部分の費用も考慮し、必要な設備のコストを加えます。これにより、インフィル部分の予算が明確になります。お施主様のニーズや好みに応じた予算内で計画が立てられるため、柔軟な対応が可能です。適切な予算管理を行うことで、分かりやすい見積もりを提供し、安心して家づくりを進めることができます。
住まいを守る暮らし(家守り)の大切さ
住まいを長く大切に使うためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。多くの人がメンテナンスを工務店や大工さんに依頼することを考えがちですが、基本的なメンテナンスは普段からの掃除や年に1〜2回の大掃除が中心です。さらに、使用中に不便に感じる箇所があれば、自分で修理できるかどうか確認することも大切です。説明書を読んだり、ネットで調べたりして、自分でできることは自分で対処しましょう。
しかし、自分で修理できない場合や大規模なリフォームが必要な場合には、工務店や大工さんに依頼することが重要です。協力して「家守り」を進めることが、住まいを長持ちさせる鍵となります。維持管理を怠らずに行うことで、家の寿命を大幅に延ばすことができます。
私たちの役割は、家づくりから始まる「家守り」を通じて、先人たちが培った知恵や技術を現代に活かし、時代を超えて家族を見守る住まいを提供することです。日本の家づくりには四季折々の変化に対応した工夫が施されています。この伝統を守りながら、家族にとっての故郷を大切にするためには、適切なアフターフォローとメンテナンスが必要です。
家は世代を超えて家族の思い出と温もりを守り続けます。そのためにも、しっかりと家守りを行い、大切な住まいを末永く守っていきましょう。